2024年 新年のご挨拶

伊達商工会議所 会頭 壽淺 雅俊
伊達商工会議所 会頭 壽淺 雅俊
 謹んで新年のお慶びを申し上げます。新年を迎え、令和6年、2024年度が会員企業の皆様にとりまして、飛躍の年となりますようご祈念申し上げます。
 会員の皆様には、平素より当商工会議所の事業活動に、多大なるご支援とご協力を頂いておりますことに、心より感謝申し上げます。
 昨年5月に、散々に苦しめられたコロナウイルス感染症が感染症法上の5類分類へと移行され、待望の制限緩和が実現しました。しかし、私たちの前にはまだ解決していかなくてはならない課題が山積みです。コロナウイルス感染症の影響は、私たちの経済や働き方、そして生活様式に大きな変化をもたらしました。経済が再起動していく中で、物価高騰や地域の働き手不足は深刻な問題となっています。
 一昨年11月に第12代会頭に就任し、ビジョン2025を掲げ、地域経済の持続的発展を意識しながら、様々な活動に取り組んできました。
特に会員企業のための商工会議所運営を目指し、各種セミナーやアンケートの実施、情報発信の強化に努めているところです。また身の丈に合った会議所運営では、20年ほど手を付けていなかった議員会費及び役員会費の見直しに取り組み、本年3月の議員総会でご承認をいただき実施してまいります。また会議所職員の人事評価制度も導入し、公正な労働評価を行うべく規定の改定を進めました。
 積年の課題である旧経済センター跡地利活用問題では、平口副会頭を議長に検討会議体を組織し、様々な可能性を検討しています。まずは今年度中に一定の方向性を見いだせればと期待しているところです。
 昨年4月の統一地方選挙では、堀井市長が誕生し新しい市政運営が進んでいます。24年度はこれまで以上に伊達市と綿密に連携し、新リフォーム助成事業や新規起業者への利子補給制度をスタートできそうです。また経済圏を共有する壮瞥町、洞爺湖町、豊浦町との3商工会と広域経済懇談会を発足し、今後は連携を一層密にして、地域の課題を共有して地域経済の活性化に全力で取り組んでまいります。
 本年3月に、北海道電力伊達火力発電所が休止します。会員企業へのアンケート調査からも、その影響は小さくないことが判明しました。加えて人口減少に伴う働き手不足、担い手不足の問題は深刻です。マンパワーを必要とするあらゆる業態において、人出不足は影響を及ぼしています。当所も新卒者確保に向けて、管内の高等学校や専門学校と密に連携し、当市を積極的にアピールするために、伊達企業名鑑的なものの配布を検討しています。
 様々な問題に直面していますが、私たちは地域経済の担い手です。未来に向けて前進し続ける決意が求められます。今年も会議所職員と一丸となり、地域経済の振興のために努力してまいります。
会員企業の皆様の事業がさらに発展できますように、商工会議所のネットワークを最大限に活用して、様々な連携を検討してまいります。
 本年も本所の活動に、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、この年がより良き年でありますよう心よりご祈念申し上げ、年頭のごあいさつとさせて頂きます。

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